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 K・YAMADA

Author: K・YAMADA


高校卒業以来、鍼灸の世界に入って、日々診療に従事しています。
2002年に岐阜市にて、鍼灸治療専門の「東生治療院」を開院。
・全日本鍼灸学会認定者


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脂肪は乳がんの発症リスク?

アタシのメモ書きです。 <(_ _)>
パクリでございます。

ドクター江部の糖尿病徒然日記 より転載。

『脂肪悪玉説』が、戦後、先進国を席巻して、「大腸ガン、乳ガン、心筋梗塞などの元凶は脂肪摂取過剰である。」
という(根拠のない)定説がまことしやかに信じられてきたと思います。

これに対して、大変興味深い研究結果が発表されました。

米国医師会雑誌、2006年2月8日号に掲載された3本の論文において

「<低脂肪+野菜豊富な食生活>は乳癌、大腸癌、心血管疾患リスクを下げないし、総コレステロール値も不変であった。」 という報告がなされたのです。(*)

米国医師会雑誌は、インパクトファクターが高く、ニューイングランドジャーナルに次ぐ権威ある医学雑誌です。
RCT研究論文ですので、エビデンスレベルも一番高いです。

5万人弱の閉経女性を対象に、対照群を置き、平均8年間にわたって追跡した結果です。
高額の費用をつぎ込んだ大規模臨床試験で、二度とできない高いレベルの研究です。

2万5千人ずつにグループ分けをして、一方は、脂肪熱量比率20%で強力に低脂肪食を指導しました。
残るグループは脂肪制限なしなので、米国女性平均なら30数%の脂肪摂取比率です。

平均的米国女性に対して、約半分近くまで、脂肪摂取比率を厳格に減らして臨床試験を実施したわけです。研究をデザインした医師は、

「高脂肪食が大腸ガン、乳ガン、心血管疾患のリスクを増大させる」=『脂肪悪玉説』という従来の定説を掲げて、それを証明するためにこのRCTを実施したと思います。

すなわち、「低脂肪食実践により、大腸ガン、乳ガン、心血管疾患のリスクが減少する」と信じてこのRCTを開始したと考えられます。

ところが、豈図らんや、低脂肪食は、乳癌、大腸癌、心血管疾患リスクを全く下げなかったのです。これは、即ち、脂肪悪玉説が根底から否定されたということです。

結論です。

「5万人を8年間追跡したJAMA掲載のRCT研究論文で、少なくとも乳ガン・大腸ガン・心血管疾患に関しては、脂肪悪玉説は否定された。」 ということになります。

脂肪悪玉説を根底から覆す、良質の信頼度の高いエビデンスですね。

なお、世界ガン研究基金は2007年の報告で、肥満があると、大腸・食道・膵臓・腎臓・子宮内膜(子宮)・乳房のガンになるリスクが高まるとしています。
これら6つのガンに関しては、はっきり肥満がリスクになるということです。

また、胆嚢に関しては、肥満がおそらく発ガンのリスクを高めるとしています。

(*)Journal of American Medical Association(JAMA)誌
2006年2月8日号の疾患ごとにまとめられた3本の論文で報告。

  Low-Fat Dietary Pattern and Risk of Invasive Breast Cancer
  Low-Fat Dietary Pattern and Risk of Colorectal Cancer
  Low-Fat Dietary Pattern and Risk of Cardiovascular Disease
  : The Women's Health Initiative Randomized Controlled Dietary Modification Trial
JAMA ,295(6):629-642.  643-654.   655-666. 』

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