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 K・YAMADA

Author: K・YAMADA


高校卒業以来、鍼灸の世界に入って、日々診療に従事しています。
2002年に岐阜市にて、鍼灸治療専門の「東生治療院」を開院。
・全日本鍼灸学会認定者


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突発性難聴

突発性難聴」という病気をご存じかしら?
この病気はね、「何月何日、何時何分頃から、突然耳が聞こえなくなりました!」といった感じに、発病した時を覚えているものなのよ。
難病の部類に入っちゃう、身近な病気と言っても良いと思うわ。

先日の新聞に、とても興味がある記事が載っていたから、長いけれど下記に全文載せるから。
興味があれば、我慢して読んでね。
興味がなければ、もしも、ご自分やご家族、周りの人が突発性難聴になっちゃったら、この記事を思い出して読み進めてちょうだい。


『【「突発性難聴」に音楽効いた

 みなさんは、片方の耳が突然聞こえにくくなる「突発性難聴」という病名を聞いたことはありますか?原因はよく分かっていません。従来の治療法は安静が基本でしたが、聞こえにくくなった耳に音楽を聴かせ続ける新たなリハビリが開発されました。難病に苦しむ人を助ける逆転の発想に迫ります。  (字井章人)

①今までは安静と点滴 治らぬ人も
 突発性難聴は障害者総合支援法で定められた難病の一つで、40~60代の人を中心に日本で年間3万人以上が発症します。子どもはほとんど心配ありません。ある日突然聞こえが悪くなり、目まいを伴う人もいて毎日の生活や仕事がつらくなるケースもあります。原因は神経がウィルスに感染したり、耳の血の巡りが悪くなったためでは、などと考えられていますが、はっきりしません。病院では安静にして神経を元気にして血の巡りをよくするステロイドという薬を大量に点滴します。3分の1は治りますが、残る3分の2は聞こえにくさが残ったり、まったく回復しないままです。

 自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の特任准教授で耳鼻科医の岡本秀彦さんは、副作用もあるステロイドの効果に疑問を抱き、大阪やドイツミュンスター大と共同で研究を始めました。

 研究の中身に入る前に、音が聞こえる仕組みを説明しましょう。みなさんが話す声や周りの音は、すべて空気の振動(音波)です。音波が耳に入ると鼓膜が震えます。鼓膜にくっついた小さな骨が、震えを蝸牛という器官に伝えます。すると、蝸牛の中を満たすリンパ液が揺れて細胞が反応し、振動が電気信号に変わります。電気信号は聴神経(蝸牛神経)を伝って脳にある聴覚野という部分に届き、音が分かるのです。

     音が聞こえる仕組み


②逆の発想 悪い耳だけ使い続ける
 岡本さんのグループは、片方の耳が聞こえにくい状態が続くと聴神経や聴覚野が使われなくなり、働きが衰えてしまうことに着目。従来の安静を保つ方法とは逆に、どんどん耳を使って、神経や脳を活性化しようと考えました。

 方法は簡単です。入院患者の正常な耳に栓をした上で、聞こえが悪くなった耳にヘッドホンを付けて音楽を1日6時間聴いてもらいました。音楽を聴く時間以外も正常な耳は1日中、栓をしたまま。聞こえにくくなった耳だけを使って過ごしてもらいました。

 岡本さんは、片方の目の視力が低い人の正常な目をアイパッチで覆って視力を回復させたり、脳梗塞で半身が麻痺した人の正常な半身を拘束して行うリハビリを例に挙げます。「理屈は同じ。人の体は適度に使えば使うほど働きが回復します」と説明します。

 今回の研究では、音が聞こえにくい「中程度」の症状が出た53人の患者のうち、31人はステロイド治療だけ、22人はステロイド治療と音楽療法を1週間から10日間行いました。その結果、音楽療法をした人の方が聴力が大きく回復。成果を今年1月、英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」の電子版に発表しました。

 岡本さんは「もっと多くのデータを集めて効果を確かめ、いずれステロイドに代わる治療法になれば」と話します。すでに、関西労災病院(兵庫県尼崎市)でこの治療が行われています。

      耳のリハビリ


③他の方法 別の病気の薬 合うかも
 京都大医学部の伊藤寿一教授のグループは、岡本さんたちとは別の方法で突発性難聴を治そうと考えています。伊藤さんも「ステロイドがなぜ効くのか確かな理由が分からないし、点滴で大量に投与する副作用も無視できない」と考えるからです。

 ステロイドの点滴治療が効かなかった患者120人を2つのグループに分け、一方はステロイドを、もう一方は「インスリン様細胞成長因子」という市販の薬を耳の中に直接与えました。すると、市販の薬を与えた人の方が聴力が回復しました。

 この薬はもともと糖尿病の治療や背が伸びない低身長症の改善に使われ、細胞を成長させたり活性化する効果があります。伊藤さんの狙い通り、蝸牛の中の弱った細胞が元気になったのではと考えられます。

 まだ試験が必要なため、病院ではこの治療を受けることはできませんが、伊藤さんは「副作用はほとんどなく、耳鳴りにも効くはずだし、突発性に限らず老化による難聴にも効果があるかもしれません」と話します。

 病気にならないのが理想なのはもちろんですが、誰がなってもおかしくないのが突発性難聴。やがてこれらの治療法が定着したり、もっと劇的な効果がある治療法が生まれていることを期待したいですね。

(中日新聞 2014年3月16日より転載)』

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