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 T・YAMADA

Author: T・YAMADA


高校卒業以来、鍼灸の世界に入って、日々診療に従事しています。
2002年に岐阜市にて、鍼灸治療専門の「東生治療院」を開院。
・全日本鍼灸学会認定者


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ビールで血糖値は上がらない?

アタシ自身が医療に携わり、医学的な知識を有していても、将来的に心配な病気の一つが糖尿病。

血糖値を上げる主食(ごはん、パン、ラーメン、うどん、パスタ等の炭水化物)は、食のベース的存在です。
血糖値を急激に上げる、砂糖類がたくさん使われているケーキ類は、毎日は食べないにせよ、あれば食べたくなってしまう、。
甘党でない人にとっては、ケーキ類は見た目も美味しそうですし、。

昨年に、こんなニュースが記載されました。

[ビールで血糖値は上がらない?ウワサの真相を調べてみた] (ヤフーニュース2012/12/25)
http://bylines.news.yahoo.co.jp/mamoruichikawa/20161225-00065357/

糖尿病治療の第一人者の江部先生のコメントを待っていました所、しばらくして記載されたブログが以下です。

【[少なくとも、私はビールの糖質で血糖値が上昇しました。]  2016年12月30日 (金)

ヤフーニュースで2012/12/25(日)
[ビールで血糖値は上がらない?ウワサの真相を調べてみた]
http://bylines.news.yahoo.co.jp/mamoruichikawa/20161225-00065357/

という記事が掲載されました。

結局、結論は曖昧なままでした。(∵)?

「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」によれば、

『ビール100g中に、炭水化物が3.1g,利用可能炭水化物はTr(痕跡)ていど、食物繊維はなし。 』

となっています。

利用可能炭水化物は、通常は糖質を意味します。

しかし、利用可能炭水化物が痕跡ていどで、食物繊維なしなら、【残る炭水化物3.1g】の実態は何なのか、謎です。

それで、自分で実験をすることにしました。


12/29(木)
18:30 血糖値:114mg
缶ビール330mlを1缶(100mlあたり3.8gの糖質)、
実質、糖質は12.54gを摂取。
19:22 血糖値:154mg

私は体重が57kgなので、64kg÷57kg=1.123
体重64kgの2型糖尿人で、1gの糖質が、血糖値約3mg上昇。
体重57kgなら、1gの糖質が、血糖値約3.37mg上昇の予測。

缶ビール、330mlを1缶(12.54gの糖質)摂取して、40mg血糖値が上昇で、1gの糖質が約3.19mg血糖値を上昇させています。

まあ、ほぼ予測通りです。

少なくとも、2型糖尿人の江部康二においては、ビールは含有糖質通りに血糖を上昇させました。

他の糖尿人のご同輩も同様の可能性が高いですね。

実験したメーカー名は、何かの法律上、出せないのですが、日本のビールの製法は、どの大手メー-カーもほぼ一緒なので、どのメーカーのビールも血糖値を上昇させると考えられます。

世界のビールも、日本と同様に下面発酵ビールが9割なので、やはり血糖値を上昇させると思います。

下面発酵ビールは別名ラガータイプと呼ばれます。

上面発酵ビールはエールタイプと呼ばれます。

こちらは、今回実験していませんが、おそらく、糖質分は血糖値を上昇させると思います。

結論です。

缶ビールの糖質表示はそのまま、血糖値を上げると考えられます。

「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」の炭水化物は、現実にはそのまま糖質とみなす方が実態に即しています。

ブログ読者の糖尿人のご同輩の皆さん、年末年始のビールには、ご用心、ご用心。            江部康二 】


アタシはビールやお酒を飲まないので、アルコール類での血糖値の上昇不安だけはありません。

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脳梗塞で死んだ細胞再生 兵庫医科大、定説覆す発見

新年が明けて、2週間が過ぎました。
あけましておめでとうございます。

アタシは、岐阜市で鍼灸治療院「東生治療院」を運営しています。
パクリ記事です。

『【脳梗塞で死んだ細胞再生 兵庫医科大、定説覆す発見】

 兵庫医科大(兵庫県西宮市)のグループが、脳梗塞の組織の中に神経細胞を作る細胞があることを発見し、それを採取、培養して移植することで、脳梗塞で死んでしまった脳細胞を再生させる研究を始めた。

死んだ神経細胞は再生しないという定説を覆す発見で、グループは「今後2年余りで、臨床試験の前段階まで持っていきたい」と話す。(武藤邦生)


 脳梗塞は脳の血管が詰まり、脳の神経細胞が死んでしまう病気で、後遺症が出ることも多い。

その組織の中に神経細胞を作る細胞があることを、同大先端医学研究所の松山知弘教授、中込隆之准教授らが2009年、マウスの実験で発見。

15年には、血管の周囲の細胞が脳の一大事を受け、神経細胞などに変化できる「多能性」を獲得していることが分かった。

 体のさまざまな細胞を作れる多能性幹細胞といえばiPS細胞が有名で、それに比べると発見された細胞は多能性が低いと考えられるが、体内で自然に生まれる。

グループは重症の脳梗塞を起こしたヒトの脳でも存在を確認し、「iSC細胞(虚血誘導性多能性幹細胞)」と名付けた。

 この細胞の移植によって脳の再生も期待できることから、既に培養したマウスのiSC細胞をマウスの脳に移植し、ある程度、正常に機能している状態を確認。

さらに昨年11月、日本医療研究開発機構(AMED)の支援を受けて始めた研究では、ヒトのiSC細胞をマウスに移植した場合の効果を確かめる。

 マウスで効果があれば、ヒトへの応用の可能性も開けるといい、「iSC細胞はもともと体内で作られるもので、移植しても、がんなどの危険性は低い」と中込准教授。

研究責任者で、脳神経外科の高木俊範助教は「脳梗塞の脳には再生させようとする働きがある。そのメカニズムを生かした治療につなげたい」と話す。

       d_09803344.jpg

 神戸新聞NEXT 1/5(木) より転載』

 アタシ的には、2017年から人生の後半戦が始まった感じです。
“あと何年生きられるか!?”と思うようになりました。
将来的には、脳梗塞の心配も生じてきます。
この記事は、光明を見出すもので、期待したいですね。


インフルエンザと解熱剤

ドクター江部の糖尿病徒然日記 」 からの転載です。

『【インフルエンザと解熱剤。使ってもいいのはアセトアミノフェンだけ。】

 インフルエンザに関して、日本中の人に知っておいて欲しいことがあります。
それはインフルエンザ罹患のとき、使ってもいい解熱剤はアセトアミノフェンだけということです。
商品名はカロナール、コカール、アンヒバなどです。

それ以外の、ロキソニン、ボルタレン、ポンタール、インダシン、アスピリン・・・これらの一般的なNSAIDSは、脳症のリスクがあるので全て使用してはいけません。


<脳炎と脳症の違い>

 病理学的には、脳炎( encepahlitis)と は、ウィルスが直接脳に侵入、脳細胞に感染して増殖し炎症を起こすもので、脳神経細胞がウィルスによって直接破壊されます。

脳症( encephalopathy) は、脳の中にウィルスが存在しないのに脳が腫脹します。

インフルエンザウィルス感染により、まれに脳症が生じますが、原因は不明とされています。

インフルエンザウィルス自体による脳細胞の直接障害ではなく、何らかの原因により高サイトカイン血症などが引き起こされて、脳に浮腫などの障害をひき起こします。

すなわち、病理学的にはインフルエンザ脳炎は存在せず、インフルエンザ脳症が存在するということになります。

<インフルエンザウィルスは血中に入れない>

現時点でインフルエンザウィルスはA型もB型も新型も血中に入れません。

従って、インフルエンザウィルスが脳に直接感染することはないのです。

インフルエンザウィルスは、上気道・下気道・肺と消化管以外には感染できません。

マスコミでインフルエンザ脳炎とかインフルエンザ脳症と言っているのは、正確には「インフルエンザ関連脳症」という病名が一番適切です。

<麻疹ウィルスやヘルペスウィルスは血中に入れる>

麻疹ウィルスは血中に入れるので、脳にも感染して、まれではありますが、麻疹脳炎を生じ得ます。

ウイルス感染性脳炎としては単純ヘルペス脳炎が最も多いです。

日本脳炎ウィルスや狂犬病ウィルスも、脳炎を起こします。

<インフルエンザ脳症とサイトカインストーム>

インフルエンザ脳症の鍵となる現象は、サイトカイン・ストームと呼ばれる免疫系の異常反応です。

免疫細胞の活性化や機能抑制には、サイトカインと総称される生理活性蛋白質が重要な役割を担っています。

サイトカインは免疫系のバランスの乱れなどによってその制御がうまくいかなくなると、サイトカインストームと呼ばれるサイトカインの過剰な産生状態を引き起こし、ひどい場合には致死的な状態に陥ります。

全身の細胞から通常量をはるかに超えるサイトカインが放出され、体内を嵐のように駆け巡ります。

この過剰なサイトカインストームにより、インフルエンザ関連脳症が生じると考えられています。

サイトカインストームが起こる原因は、今のところ不明です。

しかし解熱剤がサイトカインストームに悪影響を与えている可能性が示唆されています。


<解熱剤>

平成21年の厚生労働省のインフルエンザ脳症ガイドラインには、ジクロフェナクナトリウム(商品名ボルタレン)、メフェナム酸(商品名ポンタール)の内服は、インフルエンザ脳症の予後不良因子の一つに挙げられています。

これらの解熱剤が、インフルエンザ脳症の死亡率を上昇させている可能性が示唆されています。

また、これらの解熱剤が、サイトカインストームを生じたきっかけになっている可能性も否定できません。

結局、安全性が確立している、解熱剤は、アセトアミノフェンだけです。

アセトアミノフェンの商品名は、カロナール、コカール、アンヒバ座薬などです。

インフルエンザにかかったときは、アセトアミノフェン以外の他の解熱剤(ロキソニン、ボルタレン、ポンタール、インダシン、ブレシン、アスピリン・・・)は使用してはいけません。

要するにアセトアミノフェンだけです。

なお、風邪などのウィルス感染でも同様の危険性は有り得ますので、私は、子どもは勿論のこと、大人にも解熱剤は、基本的的にアセトアミノフェンしか処方しません。』

長い文章でした。

変化の年

2016年もあとわずかになりましたが、アタシの今年の運気は、変化の年のようです。
それに伴った準備の為、来月12月から心機一転となります。
新年からは、新規に学ぼうと思っています。

サプリメントで子どもの身長は伸びるか

パクリです。

『【 サプリメントで子どもの身長は伸びるか】

サプリメント利用する子どもは増加傾向

 健康食品・サプリメント市場の推定市場規模は、2015年度1兆5785億円で、調査が始まった13年から市場の拡大傾向が続いています。また、利用者数も5758万人と、既にOTC薬の市場規模を大きく凌駕しています。こうした中、成人だけでなく小児を対象としたサプリメントも近年流通してきました。

 少し古いですが、09年に国立健康栄養研究所から、小児の15%が、粉末・液体・カプセル・錠剤・タブレット・エキス形態のいずれかのサプリメントを利用した経験があるとのデータが報告されています(図1)1)。このうち5.1%は日常的にサプリメントを服用していました。

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図1 サプリメントを摂取している小児の割合(文献2のデータから作成)

 では、お子さんはどんなサプリメントを摂取しているのでしょうか。最も多いのは、ビタミンやミネラルを含んだサプリメントで、67.5%を占めています(図2)。次に多いのが、魚油、いわゆるDHAやEPAなどの脂肪酸で、ビタミンとミネラル以外のサプリメントのうち44.6%を占めています。また、キシリトール、プロテイン、ハーブ、酢(健康酢)などもよく使われています。

     thumb_548788_zu2.jpg


図2 小児が摂取しているサプリメントの種類(文献2のデータから作成)
左図はビタミン・ミネラルとそれ以外の割合。右図はビタミン・ミネラル以外の詳細


さて、このお父さんが相談された、「子どもの身長を伸ばすサプリメント」の主成分はアルギニン、いわゆるアミノ酸です。下垂体前葉から分泌される成長ホルモンは視床下部由来のソマトスタチンにより抑制されています(図3)。アルギニンはソマトスタチンの分泌を抑制することで、成長ホルモンの遊離を亢進するといわれています2)。アルギニンは成長期に不足するので、小児期では必須アミノ酸となっています。アルギニンをたくさん摂取すれば、それだけソマトスタチンの分泌が阻害され、成長ホルモンが分泌されるようになるので、身長が伸びるというロジックです。

    thumb_548788_zu3.jpg

図3 成長ホルモンの調節機構(文献3を参考に作成)

アルギニンの発育への有効性を示す報告はない
 では、人でアルギニンの発育への効果は証明されているのでしょうか。前出の国立健康・栄養研究所のウェブサイトにある、健康食品の素材データベースのアルギニンに関する項目を見てみましょう3)。そこには、アルギニンの「骨・筋肉」および「発育・成長」への有効性を示した報告はないと書かれています。

 実際に、13年に日本小児内分泌学会も、「『身長を伸ばす効果がある』と宣伝されているサプリメント等に関する学会の見解」を公表し、その中で、「『成長ホルモン分泌促進薬』が効くとは全く考えられない」と否定しています4)。

 この見解では、効果について否定的と考える2つの理由が説明されています。1つ目の理由は、用量や吸収率の観点から、効果に疑問符が付くことです。アルギニンは、成長ホルモンが正しく分泌されているかどうかを調べるための「成長ホルモン分泌刺激試験」において、成長ホルモンの分泌を刺激する薬として用いられますが、その際、使用される薬の量は、500mg/kgという高用量で、しかも点滴で投与されます(体重30kgであれば15g)。つまり、アルギニンをサプリメントとして同じ量、経口摂取しても、吸収や代謝を考慮すると、ごく一部しか視床下部に到達しない可能性が考えられるのです。

 否定的と考えられるもう1つの理由は、理論上は成長ホルモンの分泌を刺激する物質を摂取しても、実際に効果が得られるとは限らない点です。実際に、過去に成長ホルモンの分泌刺激作用を持つ薬(スプレー製剤)の開発が試みられたことがありますが、効果が得られなかったことが明らかになっています。

 アルギニンは日常的に摂取しているアミノ酸なので、比較的安全であるとも言えますが、冒頭のような質問を受けたら、効果については科学的に証明されているわけではないことを、患者さんに分かりやすく伝えたいものです。

 かかりつけ薬剤師や健康サポート薬局の制度がスタートし、健康食品やサプリメントについての薬局で相談を受ける機会は、今後ますます増えていくと思われます。薬局で、健康食品やサプリメントに関する問い合わせを受けたら、有効性や安全性、相互作用などの情報が網羅されている国立健康・栄養研究所サイト内の「『健康食品』の安全性・有効性情報」が参考になります。

 サプリメントを利用しているお母さんほど、お子さんにもサプリメントを飲ませていることが分かっています。投薬中にお母さんがサプリメントを使っていることが分かったら、「お子さんもサプリメントを飲まれていませんか?」とぜひ聞いてみてください。

【参考資料】
(1)J.Nutr. Sci. Vitaminol.2009;55:317-25.
(2)『病気がみえる3 糖尿病・代謝・内分泌(第3版)』(メディックメディア、2013)
(3)国立健康・栄養研究所ウェブサイト「『健康食品』の素材情報データベース」
(4)日本小児内分泌学会ウェブサイト「『身長を伸ばす効果がある』と宣伝されているサプリメント等に関する学会の見解」(2013年3月29日)


(2016.11.4 松本康弘の「極める!小児の服薬指導」  メディカルオンラインより転載 』


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